2025/09/28 11:38

車椅子ボクシングという競技があることをご存知ですか?

「車椅子でボクシングなんてどうやってするんだ?」

そう思う人が殆どだと思いますが実は世界中で行っている人がいて徐々に広がって来ています。


まだ正式なスポーツ科目として認知される程では無いので、この競技に励む人達が少しでも多くの人に知ってもらえるようにと昨年から長崎県佐世保市で普及を目的としたボクシング大会が開かれています。


その名も「チャレンジドボクシング」

主催のウルフパックボクシング森進至会長からご縁を頂き第二回大会でCASANOVAグローブ贈呈という形で参加させて頂きました。


第二回大会の来賓ゲストとしてご来場された元4階級制覇チャンピオン田中恒成さんに伝説のRockyモデルを贈呈、試合開始前に贈呈式を行わせて頂きました。

大会の盛り上がりに少しでも花を添える事が出来たのなら幸栄に思います。




実際に車椅子ボクシングを体験された田中恒成さん



「足を使う、つまりポジションを変えるには手でタイヤを動かす必要がある。パンチを出した後に位置を変えようと思ったらとてつもなく体力を使う、想像していたよりタフな競技で勉強になりました。」

コメントでこう語った田中恒成さん。


実際に車椅子ボクシングを間近で見て攻防一体のスピードと技術を競うスポーツでもあるのがボクシングであり、ただの殴り合いでは無いので競技として確立させるには車椅子ボクシング用のルールが必要だとは思いましたが、それと同時に必死にパンチを出す選手の姿に大変心を打たれました。


「仕事で疲れて練習に行くのが辛い」

「朝早く起きて走るのがしんどい」

「ケガして痛いので今日は休みたい」

ボクシングという競技は本当にしんどいスポーツです。

高いモチベーションで練習を続ける事は難しい、弱気になるとこんな言葉が頭をよぎります。


でも車椅子生活になっても夢を諦めずに練習を頑張ってる人がいる事を思えば健康な自分も負けてられないと思えるのでは無いでしょうか?


車椅子ボクシングが普及する事で沢山の人に勇気を与えられると思います。

そういった意味で普及していって欲しいなと思いました。


グローブ贈呈式、車椅子ボクシングの後は少年の試合と大人のスパーリングが36試合行われてどれもレベルの高い白熱した試合を見せてくれました。





車椅子ボクサーの前田さんはCASANOVA 用品を使ってとても楽しそうに練習されていました!


前田さん、トークショーと試合後の選手に向けて丁寧な批評コメントをされていた田中恒成さん、主催のウルフパックボクシングジム様、そして参加された選手の皆様本当にお疲れ様でした。

素晴らしい大会にメキシコから参加させて頂きありがとうございました🇲🇽🇯🇵🌏🥊


この大会が続いて車椅子ボクシングの普及が広がっていく事とボクシングが益々盛り上がって行くと嬉しく思います!

「ボクシングにはあらゆる可能性を超える力がある」

そう思わせてくれる大会でした。

モハメド・アリ

「不可能なんて有り得ない(Impossble is nothing)」