2025/07/21 09:26





ニカラグアの世界チャンピオンといえば日本でもお馴染みのローマン・ゴンザレスが有名ですが、この国初の世界チャンピオンを今回は紹介したいと思います。


アレクシス・アリゲリョ

90戦82勝(65KO)8敗

ニカラグア初の世界チャンピオンであり、当時はまだ珍しかったフェザー・スーパーフェザー・ライト級の3階級制覇を成し遂げたチャンピオン。

特筆すべきはそのベルトを全て返上によって明け渡し、ただの一度も敗北によって奪われる事は無かったことです。

パンチ力、技術共に非常に優れた稀代のチャンピオン

端正な顔立ちからつけられたあだ名は「リングの貴公子」



実はあのローマン・ゴンザレスもこのアリゲリョから指導を受けアマチュアキャリアを作った事が調べる事で分かります。

ローマン・ゴンザレスの上体を柔らかく使い多彩な打ち分けによってKOを量産するスタイルは師匠譲りな事が動画から推察する事ができます。


CASANOVA 愛用選手の例に漏れずアリゲリョもまたKO率の高い事で知られるチャンピオンです。

めり込むような左ボディはCASANOVA グローブと共に作られました。

「リングの貴公子」と呼ばれたイケメンからは想像も出来ない破壊力抜群のパンチは多くのファンを沸かせました。

女性問題やコカイン中毒など私生活では多くの問題を抱えた事も知られるアリゲリョは引退後政治の道へ進みます。

ニカラグア最大の都市マナグアの市長も務めましたがバッシングも多く、セカンドキャリアの道は困難だったようです。

57歳の夏、自宅で死体で発見されたアリゲリョは拳銃による自殺を図ったとされていますが政界に敵も多かったアリゲリョの死は自殺では無く、他殺であるとの説も飛び交っています。


CASANOVAには映画Rockyの様なドラマチックなエピソードもありますが、ボクサーのキャリアは輝かしいものばかりではありません。

リングでは一際輝く選手もひとたびボクシングを終えればただの人、世界チャンピオンでさえ社会の荒波を越えて行く事は厳しく難しい。


アリゲリョの悲しい最後を現役ボクサーが知り、セカンドキャリアを考えるキッカケになれば少しは彼の弔いになるかも知れません。








さて、ニカラグアの選手であるアリゲリョが何故メキシコ製グローブCASANOVA を使う事になったのでしょう?

それはアリゲリョを指導したトレーナーがメキシコで最も偉大と言われるトレーナーの1人であり、そのトレーナーこそがCASANOVA を創業した1人でもあるからなのです。


次回はそのトレーナーのキャリアと共にCASANOVA のルーツにも迫りたいと思います。。


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